令和5年度 福岡県済生会二日市病院における病院勤務医負担軽減計画
項目 | 目標 | 令和5年度の計画および対応 | |
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業務分担 | 医師事務作業補助 | ・業務内容の拡大 ・文書作成の拡充 |
①入院事務業務の強化 ②診療情報提供書の作成強化 ③NCD登録、症例データベース作成入院事務業務の強化 |
薬剤部門 | ・病棟薬剤業務の推進 ・チーム医療への積極的な関わり |
①医師の処方支援、適切な情報提供を通して薬物療法の支援を継続する ②院内職種横断的なチーム(感染、NST、外来がん化学療法、緩和ケア等)を通して、薬剤師の専門性を他職種と共有しながら積極的に参画し、医薬品の適正使用に努める ③PBPMにより薬物療法の適正化・医師の負担軽減を図る(TDMの採血・検査オーダーの代行入力等) |
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診療放射線部門 | ・業務内容の拡大 | ①針抜き研修を修了した診療放射線技師を養成し、造影剤の処置行為等に積極的に係ることで、医師の負担軽減を図る ②手術支援3D-CT画像の作成・提供②心臓CT解析レポート作成で医師の負担軽減を図る |
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臨床検査部門 | ・業務内容の拡大 | ①チーム医療(ICT、NST、糖尿病指導、認知症等)に積極的に参加し、他職種と連携する | |
看護部門 | ・特定行為に係る看護師養成 ・看護補助者の質の向上及び業務の拡充 |
①看護師特定行為研修を受講させ、特定看護師を計画的に養成していく ②看護補助者の院内教育及び研修を充実させ、看護師と補助者の業務分担を行うことにより、医師業務の分担割合を拡大する |
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臨床工学室 | ・医療機器管理の質的向上・臨床業務への介入 | ①医療機器についての勉強会を行い、安全に機器を使用してもらえるよう支援する ②心臓カテーテル業務の支援をする |
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診療協助 | ・患者総合支援センターの業務拡大 | ①多職種による患者支援センターにて、薬剤師は術前の休薬指導、管理栄養士は術前の水分管理・退院後の食事管理指導等、看護師・事務員は入院の説明、検査の説明など、入院前、退院後のオリエンテーション業務を分担する | |
栄養部 | ・チーム医療への積極的な関わり | ①栄養必要量確保のための食事内容(経経管栄養含む)調整 ②NST介入による栄養状態改善 ③栄養指導の強化 |
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■短時間正規雇用の医師 ■交代制勤務の導入 ■当直の負担軽減 |
・医師の増員・確保・当直回数の制限・当直翌日の勤務の配慮 | ①常勤医師の増員・確保を行い、交代制勤務導入への体制を整える ②医師不足となっている診療科については、関連医局との連携や積極的な採用等を検討する ③連続当直を行わない勤務体制を維持する ④当直翌日は休暇がとれるように業務の配慮を行う |
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■外来機能の適正化 | ・地域医療支援病院としての役割強化 | ①地域医療支援病院の要件をもとに、医療機関との連携強化を図り、逆紹介を推進する ②医師数を勘案し、可能な診療科については、予約制・紹介制の外来を実施するなど、外来縮小を図る |
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■勤務時間の管理 | ・診療業務以外の医師負担軽減 | 勤務時間管理を行い、診療以外の業務を把握し代行することにより、業務の効率化・負担軽減を図る | |
■妊娠・子育て中の職員に対する配慮 | ・院内保育所の維持・病児保育の検討・短時間勤務の啓蒙 | ①育児時間、育児短時間勤務の積極的な活用を促す |