福岡県済生会二日市病院

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当院について

院長あいさつ

済生会二日市病院院長

壁村 哲平

地域医療支援病院として地域に貢献していきます。

済生会は、明治44年2月11日に明治天皇が発せられた「済生勅語」と御下賜金を基金として、同年5月30日「恩賜財団済生会」として創立されました。「生(いのち)を済(すく)う」という済生の精神を受け継ぎ、昭和26年公的医療機関の指定を受け、正式名称は社会福祉法人恩賜財団済生会です。現在、総裁に秋篠宮皇嗣殿下を推戴し、40都道府県に82の病院を含め403の施設、64,000人余の職員(令和5年3月31日現在)を有する日本最大級の医療福祉団体です。
当院は、昭和21年3月に在外同胞援助会救療部「二日市保養所」が開設された博多地方引揚援護局の海外引揚者の療養所内に、昭和22年7月済生会福岡病院二日市分院として併設され、昭和24年10月二日市診療所を経て、昭和26年4月福岡県済生会二日市病院として発足いたしました。戦後の混沌とした時代から幾多の変遷を経て、平成13年4月特別養護老人ホームむさし苑を中心とする福祉施設と構成する「二日市医療福祉センター」を組織し、保健・医療・福祉の切れ目のないサービスの提供を通して安全で安心できる地域づくりに貢献しています。
特に平成15年11月筑紫野市湯町に新築移転し病院機能を急性期医療に大きく舵を切り、260床全病床を一般急性期病床する救急医療を推進し、災害拠点病院、地域医療支援病院などの指定・認定取得を積極的に行い、さらに医療スタッフの増員や医療機器を整備し、総合診療科の開設や救急部の充実、外来化学療法室の増設、ロボット手術の導入など医療提供体制の充実を図りました。
令和2年からパンデミック化した新型コロナ感染症には、院外でのワクチン接種事業や新型コロナ感染症重点医療機関にいち早く対応するなど筑紫地域医療の唯一の公的医療機関としその機能を発展させています。
私たち済生会は、福岡糸島医療圏と久留米医療圏の中間にある筑紫医療圏(人口44万人余、高齢化率24%強)が活気ある地域であると共に2040年に向けて医療需要が増加する地域であるため、人材難や働き方改革など一層厳しくなり医療環境であっても限られた医療提供資源や環境を効率的で効果的に運用し、安全で安心できる医療・福祉を提供することが求められます。健診事業をリードし、救急医療や高度専門医療を充実させ、行政、医師会や地域の企業・大学等と連携を強化し市民の皆様への医療情報の啓発に努め、病院理念と済生会設立精神を心に地域中核病院としての責務を全うし努めてまいることが使命と考えます。
今後とも時代の変化に対応し、未来を想像・創造し進んで参ります、皆様のご理解とご支援ご協力をよろしくお願い申し上げます。