福岡県済生会二日市病院

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負担軽減計画

令和4年度 福岡県済生会二日市病院における看護師負担軽減計画・評価

項目 目標 令和4年度の計画および対応 評価 達成率
業務分担 外来看護クラーク ・業務内容の拡大 ①看護クラークの増員
②看護師の事務業務をクラークへ移管
①看護事務クラークを外来へ5名(内視鏡1名)、救急へ1名増員できた。
②病棟看護事務クラーク3名増員できた。

80%
3月3名増員のため

医師事務作業補助 ・業務内容の拡大
・文書作成の拡充
①病棟への配置を増員
②入院事務業務の強化
③診療情報提供書の作成強化
①病棟配置の増員はできていない
②新たに未使用の注射に関して、代行してオーダー削除を行うことにより、速やかな薬剤部への返品が可能になった。
③引き続き、返書率を上げるための医師への啓発を行なっている。
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①増員とはならず。
②予約入院患者の指示の統一ができた。
全ての病棟への配置ではないため時間帯で看護師が担っている状況である。
当日入院患者の指示(入院診療計画書等)
①0%
②20%
③20%

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50%達成

薬剤部門 ・病棟薬剤業務の推進
・チーム医療への積極的な関わり
①病棟薬剤業務として、内服薬管理業務(持参薬、内服セット、処方切れの確認、退院処方の確認、配薬)を推進する
②抗癌剤以外のミキシング業務の推進
③注射返品業務の簡素化
①入院オーダーの処方切れの確認、退院処方の確認はできている。持参薬については、すべての入院患者の鑑別を行っている。内服セット、配薬についてはマンパワーの面から現時点での関与は難しい。
②TPN調製を行っている。
③検討中
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①患者支援センターで対応した予約入院患者はできている。
内服セット、処方切れ、配薬等は移行できていない
②抗癌剤ミキシングはできている(外来・入院)共にできている
③返品業務の簡素化はできていない

85%
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50%達成

診療放射線部門 ・業務内容の拡大 ①看護師が行っている撮影のための患者搬送業務を一部移管および効率化 病棟から2階画像センターへの患者搬送業務については、マンパワーがなく出来ていないが、検査部との協力で、放射線部及び検査部への検査出し業務の効率化を図ることで看護スタッフの業務負担軽減を行っている
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①患者搬送は移行できていない
②CT室での造影剤充填準備は夜間以外看護師が行っている

50%
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50%達成

臨床検査部門 ・業務内容の拡大 ①看護師が行っている撮影のための患者搬送業務を一部移管および効率化
②看護師が行っている採血業務の協働を推進する
①TQM活動として、同一患者さんの検査のタイミングを同時に下ろし検査部、放射線部にて検査を行うことを継続中。
②外来採血、血液ガス測定、自動採血管装置管理、特殊採血管管理などに1名技師を中央処置室に配置。平日、病棟採血管作製継続中

90%

看護部門 ・看護補助者の質の向上及び業務の拡充 ①看護補助者の院内教育及び研修を充実させ、看護師と補助員の業務分担を行うことにより、看護師業務の分担割合を拡大する
②看護補助者の夜間体制を構築する
③介護福祉士の人材確保を図る
①2月より補助者増員となり、役割分担を整理している
②夜間補助者の教育カリキュラムを作成し進めている
③人材確保なし

50%達成

臨床工学室 ・医療機器管理の質的向上 医療機器についての勉強会を行い、安全に機器を使用してもらえるよう支援する 看護師から依頼された勉強会や新規機器の取扱説明などを行う事ができた。また、医療機器の適正使用に対する院内ラウンドや使用中点検を実施した。
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①勉強会の開催、および機器点検を行ってもらい安全に機器の使用ができている

100%
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100%

リハビリ部 ・業務内容の拡大 ①看護師が行っている撮影のための患者搬送業務を一部移管および効率化
②病棟リハビリの増加
③食事摂取時のST支援
患者搬送、移送、介助等に積極的に実施。病棟リハビリにも時間を設け、看護師と共に患者さんのADLの向上に努めた。食事介助も看護師への適切なアドバイスを療法士から積極的に行ない、窒息や誤嚥の予防に努めてきた。
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①リハビリ室でのリハビリから病棟でのリハビリへ移行し行っていない。
②病棟リハビリはできている。
③食事摂取支援は行えてもらっている。共通のツールで情報共有が課題。

100%
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80%達成

栄養部 ・業務内容の拡大 ①食事摂取量のチェックを管理栄養士と協働する ミールラウンドを実施し、食事摂取状況の確認を行い、形態の変更や食事摂取量が低下している患者に対して栄養補助食品の提供や栄養補給法変更の提案をし、看護師と情報共有している。
また、看護師より介入依頼の連絡をいただき、早急に病室訪問を実施、対応するようにしている。
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①状況に応じて、ベットサイドで食事量チェックは行われているが、協働するためのツールはないため課題。

100%

診療協助 ・患者総合支援センターの業務拡大 ①患者支援センターが関わることで、外来・入院前・退院後のオリエンテーションの業務を円滑に運ぶ
②地域医療連携センター職員の研修育成を行い、円滑な紹介受入れを図る
①予約入院患者の一部は支援センターでの対応となった。
②地域連携で紹介受入れ対応が行えているが、診察予約制となっていないため患者をお待たせしている現状はある。お待たせしない連携、診察までの報連相のツールの共有が必要。

80%

事務部 ・業務内容の拡大 ①病棟備品の定期点検業務を実施する(用度・施設課) ①用度・施設課で実施してもらえている

100%達成

栄養サポートチーム ・栄養管理の充実・栄養療法によるQOLの向上・栄養指導の強化 ①栄養管理により合併症軽減・在院日数短縮・過剰な抗菌薬の減少を目標とする
②低栄養の予防をし、リハビリとの連携を図る。早期ADLの拡大に努める
③在宅・転院先に向け栄養指導を強化し、再入院を抑制する
早期介入・早期離床・早期退院に医師や看護師と連携し、患者さまへのサポートを推進してきた。また、リハビリスタッフから管理栄養士とのコミュニケーションを進んで実施し効果的な治療の探究も行った。

100%

NSTチームではHCUの回診を実施し、栄養の早期開始の検討をすることができた。また、STとの連携を図りながら、誤嚥のリスク患者やフレイルの患者に対し、食事形態の検討を行い栄養状態の改善、早期退院に繋げるように努めている。経腸栄養開始の患者に対しては、プロトコールを基準にしながら病態に応じたメニューを提案できている。再入院を抑制できたか不明だが、必要な患者に栄養指導がスムーズにできている。

80%

■交代制勤務の充実 ・交代制勤務の維持 ①看護補助者の夜間体制を構築する。
②2交替の夜勤者については夜勤後に24時間以上の休息を確保。
①遅出、夜勤の増員ができている。
②できている。

80%達成

■外来機能の適正化 ・地域医療支援病院としての役割強化 ①地域医療支援病院の要件をもとに、医療機関との連携強化を図り、逆紹介を推進する
②医師数を勘案し、可能な診療科については、予約制・紹介制の外来を実施するなど、外来縮小を図る
地域医療連携をより一層強化して、逆紹介患者を推進することで、外来再診の縮小に努める。

70%