病院で身に付くスキル

当院には、320列のCT装置が配置され、このCT装置を用いて心臓検査を行っています。この検査を容易に行えることは、多くの病院では出来ない経験だと思います。また、当直（夜勤業務）は一年目から任され最初は不安でしたが、必要な検査や業務は先輩方が丁寧に教えてくれます。今では当直帯の検査を一人でこなせるようになりました。そして、当直中は救急外来や病棟の看護師とコミュニケーションをとることが多く、多職種によるチーム医療の大切さを実感しました。当院では一年間だけで、数多くのモダリティーが経験でき、緊急の検査にも対応できる業務スキルを身に着けることが出来ると思います。

働きながら資格を取るには

私は入社して二年目の冬にマンモグラフィーの認定資格を取得しました。社会人になると自由に使える時間が減り、さらに認定試験の日が限られているため、計画を立てて勉強する事が大切になります。まず、職場の先輩に認定資格への対応を確認し、業務終了後病院の図書室や自宅でも勉強を行い、メリハリをつけ認定試験に挑み無事に資格を取ることが出来ました。業務を行いながらでも、自分で工夫し色々な資格に挑戦することは出来ると思います。

自分の目指している姿

私の目指している姿は、自信をもってＳＴＡＴ画像報告ができる放射線技師になることです。放射線技師は、誰よりも早く画像を確認します。以前、先輩技師が救急対応の際に先生に「頭に出血があります」と報告している姿がかっこよく、そんな放射線技師になりたいと思いました。そのために、一つ一つの検査（仕事）に対する結果を再確認し、患者さんの病気をいち早く見つけ、より早く処置が出来るように日々勉強していきます。