福岡県済生会二日市病院
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診療科目-循環器

スタッフ紹介
顧 問 : 竹下 彰
(昭和40年九州大学卒
医学博士)
九州大学名誉教授・日本循環器学会前理事長
◎きわめて多くの臨床・研究経験をもとにして、外来患者様や入院患者
  様を自身で診療を行うとともに、若手医師教育の中心として活躍して
  います。

副院長 : 安藤 真一
(昭和61年九州大学卒
医学博士)
九州大学臨床教授・日本循環器学会専門医・日本睡眠学会認定医
日本内科学会認定医
所属 :日本循環器学会・日本内科学会・日本心不全学会・日本静脈学会
    日本睡眠学会・日本高血圧学会・日本臨床薬理学会
    日本心血管インターベンション学会・日本循環制御学会(評議員)
    日本心臓核医学会・日本臨床救急医学会
    Society of Cardiac Magnetic Resonance
◇循環器疾患全般を診療するとともに、睡眠学会認定医として睡眠時無
  呼吸症候群などの睡眠に関連した疾患の診療も行っています

部 長 : 門上 俊明
(平成3年九州大学卒
医学博士)
日本循環器学会専門医・日本内科学会専門医
所属 :日本循環器学会・日本内科学会・日本心臓核医学会
    日本臨床薬理学会・日本心血管インターベンション学会
    Society of Cardiac Magnetic Resonance
◇当院の循環器内科部長として、心臓カテーテル検査などの中心となっ
  て仕事をする傍ら、心臓MRI検査・心臓RI検査といった心臓病の画像
  診断に力をいれて診療します。

医 長 : 籾井 英利
救急・総合臨床部長併任
(平成5年熊本大学卒
医学博士)
日本循環器学会専門医・日本内科学会認定医
所属 :日本循環器学会・日本内科学会・日本救急医学会
    日本臨床薬理学会・日本睡眠学会
◇冠動脈内ステント治療なども行う一方、外科系から内科系に渡る広範
  囲な救急患者の初療の中心医師として診療しています。
医 長 : 舩越 元
(平成8年高知医科大学卒
医学博士)
日本循環器学会専門医・日本内科学会認定医・日本医師会認定産業医
日本救急医学会認定ICLSコースディレクター
所属 :日本循環器学会・日本内科学会・日本救急医学会
    日本心臓リハビリテーション学会・日本心不全学会
    アメリカ心臓病学会
◇循環器内科全般の治療を行うと同時に、救急に関する教育の中心とし
  て活動しています。

医 長 : 西 淳一郎
(平成12年九州大学卒
医学博士)
日本内科学会認定医
所属 :日本循環器学会・日本内科学会
    日本心血管インターベンション学会
    日本不整脈学会・日本高血圧学会・日本救急医学会
◇本年度から当科で働くことになりました。循環器疾患全般を診ていま
  す。

医 長 : 成田 純任
(平成12年防衛医大卒)
日本内科学会認定医・日本小児科学会専門医
所属 :日本循環器学会・日本内科学会・日本小児科学会
    日本小児循環器学会・日本不整脈学会・日本心電図学会
◇本年度から当科で働くことになりました。チームツチヤのメンバーとして
  不整脈を中心として診療しています。また、こども病院で勤務していた
  経歴もあり、先天性疾患についても広く診療可能です。


非常勤医師 : 土谷 健
(昭和62年熊本大学卒
医学博士)
不整脈治療担当

日本循環器学会専門医・日本内科学会認定医・ICD/CRT認定医
所属 :日本循環器学会・日本内科学会・日本不整脈学会(評議員)
    日心電図学会(評議員)
◇心筋焼灼術を日本各地で年間300件近く行っており、その成功率も高
  く、当院にもカテーテルを使用して不整脈の治療を行う際に来院し、
  成田医師とともに治療を行っています。

非常勤医師 : 井上 敬測

診療内容・特徴
◇循環器疾患とは
循環器疾患とは、心臓病・高血圧・肺動脈の病気・大動脈の病気・末梢動脈の病気などのことを指します。心臓病にもいろいろなものがあり、主には心不全・狭心症・心筋梗塞・不整脈などを治療しています。循環器疾患は緊急を要するものも多く、当科は平成10年4月に常勤医師1名で発足以来、地域のこうした循環器疾患に迅速かつ最新の治療内容で24時間365日対処すべく活動を行ってまいりました。一方、多くの循環器疾患は急に悪くなった患者様の心臓病も含めて生涯治療が必要であることも多く、こうした患者様に対しては、可能な限り地域の先生方に日ごろの外来治療をお願いし、緊急時や大きな機器を要する検査時にご紹介いただく形で共に治療を行い、生涯安心して生活・治療ができるよう地域作りができるよう努力をいたしております。
 他の疾患と同様に循環器病の診断や治療は、日進月歩で進んでおります。こうした先進的な診断法や治療法を可能な限り取り入れて最大に正確な診断を行い、またできるだけ不要な検査や治療を行わなくて済むように、患者様に優しい治療を選択していくことをモットーにして常勤6名、非常勤2名の医師で治療を行っています。
1.診療体制
 24時間体制で循環器疾患の救急医療を担うべく日夜尽力しております。
 また、以下にあるように循環器疾患の画像診断にも力を入れており、心筋シンチグラム・CT・MRなどを使った非侵襲的(患者様に負担の少ない)検査を積極的に取り入れて診断を行っています。
 また、治療では最新の根拠に基づく医療(EBM)を目の前の各患者様にどう当てはめて最良の医療を患者様と一緒に行っていくかという点を念頭に置き日々の診療にあったております。
 さらに、当院での臨床の場で得られる患者様のさまざまなデータを解析することで、これまで知られていないことを見出し、これを学会発表や論文として報告するべく努力しています。
2.診療実績(平成19年度実績)
 @外来数 25463人  (新患:1839名、再来:23624名)
 A入院患者数 1136人  平均在院日数11.0日
 B検査・手技
 @:カテーテル検査数(PCI・アブレーションを含む)    329例
 A:冠動脈形成術・ステント留置術数         106例
 B:カテーテルアブレーション(心筋焼灼術)       24例
 C:ペースメーカー植え込み術(新規+入れ替え)     7例
 D:心エコー                    4134例
 E:トレッドミル検査(運動負荷)            1270例
 F:24時間心電図検査              1292例
 G:睡眠時無呼吸検査 入院検査          191例
   外来検査(簡易型)                126例
 H:心筋シンチグラム                405例
 I:心臓MRI                    192例
  xi:心臓CT                     152例
3.診療内容
@冠動脈疾患
 冠動脈疾患とは心臓の周りにあり常に心臓に血液を送り続けるパイプである冠動脈が詰まることにより生じる疾患で、狭心症や心筋梗塞のことを指します。
@:急性冠症候群:当院は南部筑紫地域で発生する救急車の患者様の約60%を受け入れております
  が、急性冠症候群(心筋梗塞など)に対しても夜間や休日も短時間で緊急に対応し、詰まった血管を
  再度血流が通れるようにする治療(風船・ステントによる)ができる体制で臨んでおります。
  平成19年度には37例の急性心筋梗塞の治療を行いました。   
  心筋梗塞患者様の平均在院日数は18.9日でした。  
   
A:冠動脈疾患診断:できるだけ患者様に優しい
  方法を採用することし、適応のある患者様では
  カテーテルによらずに冠動脈の観察が可能
  なCTやMRIを駆使して診断を行っており
  ます。
  また、心筋シンチグラムや心臓MRIを使用して
  心筋の状態を可能な限り正確に把握して最適
  な治療を選択できるように努力いたしており
  ます。
循環器
B:心臓リハビリ:急性期を乗り越えられた患者様では、心肺運動機能検査を行い、どの程度の運動が
  適当かを調べた上で、運動量を処方し、行い心臓リハビリを行っていただいています。適応のある
  患者様では退院後にも継続してリハビリを行っていただいております。

C:冠動脈造影を目的とした入院、また問題のないステント留置術などは原則として2泊3日で行って
  おります。

A心不全
 心不全とは、心臓の機能が低下した結果、息苦しさ・呼吸困難・むくみなどの症状が出現する状態です。
 程度により、直ちに命にかかわることもあります。
@:NPPV治療:呼吸困難を伴う重症心不全患者様でも、挿管(チューブを肺の近くにまで入れる手技)
  を行うことなく、患者様に負担をかけずに重症心不全の加療を行うよう努力しており、重症患者様では
  薬物による加療と同時にほぼ全例でマスク治療を行い、これにより良好な成績をあげています。
A:その他の心不全治療:当院には心臓外科がないため、特殊なペースメーカーを使用しなければなら
  ない両室ペーシングやICD(植え込み式自動除細動器)による治療は院内では行っておりませんが、
  適応がある患者様は周辺の心臓外科のある施設にご紹介いたしております。
  重症心不全患者様では夜間の酸素療法やマスク療法による治療が有効であることが知られており、
  適応のある患者様では積極的にこうした治療を行っております。
B:心不全の患者様では、心臓リハビリによる心臓や全身の機能の回復が望めることが知られています。
  こうした患者様には、積極的に検査を行い、この結果を元に最適な心臓リハビリを行っております。
B不整脈
 1) 早い不整脈(頻脈性不整脈):通常の薬物治療はもとより、平成14年10月よりカテーテルアブレーション(カテーテルを用いた不整脈根治術)を開始し、これまでに約150例の治療成功を収めています。カテーテルアブレーションは、以前は非常に長時間かかる治療でしたが、現在は多くの患者様で短時間の治療が可能となっており、成功すれば不整脈のための薬を中止・減量することができ、不整脈によっては通院が不要になります。最近まで治療が困難とされていた心房細動へのアブレーションも行っており、80%以上の患者さんで症状の改善を得られています。
 2) 遅い不整脈(徐脈性不整脈):遅いタイプの不整脈にはペースメーカーという機械による治療が確立されており、当院でも1週間から10日程度の入院で手術を行っています。
C高血圧
 高血圧治療では日頃の血圧の情報がきわめて重要です。当院では、原則として自宅での血圧を患者様に記録していただくと共に、可能な限り24時間血圧計を用いることにより、最大限患者様の血圧情報を収集して、患者様の血圧変化に応じた薬物処方をするよう心がけております。また、現在、2次性高血圧の原因の筆頭といわれている睡眠時無呼吸症候群についても疑いのある患者様では、積極的に検査を行い、薬物療法と共に無呼吸に対する治療を行っております。当院の成績でも、睡眠時無呼吸(SAS)の患者様では夜間血圧が上昇しやすいことがわかりました。(Non−Dipperとは夜間血圧が低下しない患者様のことです)
Dその他の心血管疾患
 1) 当院には心臓外科は存在しませんが、近隣の心臓外科施設と緊密に連携し、重症冠動脈疾患や動脈瘤などの緊急に外科的治療を要する患者様にも対応しております。
 2) 閉塞性動脈硬化症(下肢の血管が詰まる病気)の患者様に対しては、カテーテル加療が可能であれば当科で治療を行い、外科的加療を要する場合には当院血管外科と連携して外科的加療を行っております。
 3) 近年生まれつきの心臓病(先天性心疾患)の患者様が手術の進歩により成人まで生存されることが普通になってきており、そのような患者さんの諸問題(心不全・不整脈)にも積極的に取り組んでおります。
 睡眠時無呼吸症候群では、昼間に眠たいとか、いびきがうるさいといった症状が見られることは、広く知られておりますが、実は循環器系の疾患である高血圧や不整脈の原因となり、心不全や狭心症などを悪化させることになることは意外と知られておりません。当科では、循環器疾患治療の一環としての睡眠時無呼吸症の検査やCPAPを用いた加療を中心として診療を行っております。検査入院は1泊2日で、夕方入院、早朝退院と、お仕事などに支障をきたさないように配慮いたしております。スクリーニング目的の簡易的検査は、外来でも可能ですので、特に循環器系の疾患をお持ちの方でひどいいびきや昼間の眠気を指摘されたことのある方は是非ご相談ください。
循環器
F低血圧・失神
 高血圧と違い、低血圧は直接生命にかかわらない疾患と考えられているため世間でもあまり取り上げられておりませんが、血圧が低いためにだるさ・ふらつきといった症状があり、毎日お悩みの方も多くおられ、また失神をきたして救急車で搬入される患者様も後を立たないのが現実です。当院では、こうした低血圧・失神の診断や治療にも力を入れており、24時間血圧測定や傾斜台検査なども行いつつ確実に診断して治療できるよう努力いたしております。多くの失神は神経の調節障害が基で生じており、脳血管障害などの重篤な疾患で失神することは少ないのですが(下図)、こうした患者様は不安を抱いて生活をすることを余儀なくされています。こうした不安に可能な限り対応しております。
4.臨床研修
 当科は日本循環器学会研修施設に指定されており、当科に興味のある後期研修医を募集いたしております。大きな組織ではないため、循環器疾患の診断と治療の全般を研修していただくことが可能です。興味のある方は当院総務課にお問い合わせください。
5.2007年1月以降の学会や研究会での発表・座長、論文作成などの実績
 当科では、可能な限り臨床研究を行っており、当院での診療や検討の結果を積極的に発表していく機会を作ってきました。(発表等の実績はこちら)

竹下彰医師のセカンドオピニオン外来・禁煙外来・医師向け質問コーナー
セカンドオピニオン外来を毎週水曜日に行っております。 詳細は別ページ。
禁煙外来を行っております。詳細は別ページ。
医師の方々からのご質問にお答えいたします。回答は概略2週間以内にいたします。

竹下 彰医師プロフィール
専門 : 循環器内科 一般
昭和40年に九州大学医学部を卒業。 内科と循環器内科の卒後研修は米国で終了し、日本及び米国の循環器内科専門医資格を持っている。 平成2年、九州大学医学部循環器内科教授に就任した。 平成15年に定年退官して、現在は九州大学名誉教授。 平成14年から16年まで、日本循環器学会理事長として、日本の循環器学のリーダーを勤めた。

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