診療科・部門のご紹介

薬剤部

薬剤部長挨拶

済生会二日市病院薬剤部のホームページにお越し頂き、ありがとうごいざいます。
 薬剤部は2020年4月現在、薬剤師14名と薬剤助手1名、SPD2名(委託)で構成されており、調剤・注射調剤・病棟薬剤業務・薬剤管理指導業務・院内製剤・抗悪性腫瘍剤の調製・薬物血中濃度解析・薬品管理・治験薬管理業務・医薬品情報管理などの業務をすべての薬剤師がオールラウンドにこなしています。
 特に病棟薬剤業務・薬剤管理指導業務については、各病棟に薬剤師が常駐し、投薬の前後で薬学的な介入を行い患者さんの薬物治療の質の向上に努めています。また、感染制御、抗菌薬適正使用支援、栄養サポート、褥瘡対策、糖尿病治療などのチーム医療に参画し薬剤師の役割を発揮しています。
 学術面では、学会への参加や発表を、専門的な知識の習得の場としてだけではなく、自分がこれからやりたいことを積極的に見つける場としても意義があると考え奨励しています。また、専門・認定資格では、薬剤師一人ひとりが自分の得意分野を見つけ、現在までに多くの分野の資格を取得しています。
 昨今の医療を取り巻く環境の変化と共に、病院薬剤師の業務にも高度化、専門化、多様化が求められています。我々はそのようなニーズに応えるため薬剤部員一丸となり、一人一人のスキルアップを図り、より一層努力していきたいと考えております。
 このホームページを通じて、当院薬剤部の日常業務を紹介することで、我々、病院薬剤師に対する皆様のご理解をいただければ幸甚と思っております。

済生会二日市病院

薬剤部長 横尾 賢乗

業務紹介

  • 調剤業務(内服・注射)
医師がオーダーした処方に基づいて薬の調剤をしています。 
薬剤の相互作用や重複投与が無いか、また、患者さんの年齢・体重・検査値をもとに用法・用量が適切であるかをチェックし、問題があった場合は医師に疑義照会をして、内容を確認した上で調剤を行います。安全かつ効率的に調剤を行うために、自動錠剤分包機、散剤分包機、処方鑑査支援システム、薬袋・ラベル印字システムなどの機器を導入しています。 
その他、患者さん、医師、看護師、調剤薬局からの問い合わせにも対応しています。
 
  • 病棟薬剤業務・薬剤管理指導業務
当院では各病棟に薬剤師を配置しています。病棟では患者さんが普段飲んでいる薬の内容の確認、新しく始まる薬の効果や使い方の説明、薬の管理についての相談など服薬に関する支援を行っています。また、薬の投与量が適正であるか、服用後に副作用が出ていないかの確認を行い、入院患者さんが有効で安全な薬物治療を受けられるよう、医師や看護師、その他の医療スタッフと協力して治療をサポートしています。
お薬に対する疑問や飲んでいるお薬が多くて不安に思われる方がいらっしゃいましたら、ご遠慮なく病棟薬剤師までお声をおかけください。
 
  • がん化学療法関連業務

抗がん剤は、その投与量において治療域と副作用発生域が近接しており、使い方を誤れば大きな事故を招きます。そのため、抗がん剤はその投与量、投与回数、休薬期間、また副作用を軽減するのに必要な支持療法を時系列順に規定した‘レジメン’に従って投与が行われます。当院薬剤部では安心・安全な化学療法実施のため以下の取り組みを行っております。

 

 

 

①    レジメンの管理
レジメン委員会にて文献やガイドラインを参考に有効性・安全性の検討を行います。薬剤部はその委員会の事務局として、レジメンの審査・登録・削除に関わっています。
②    抗がん剤無菌調製
注射薬の無菌性を確保しつつ、調製者が抗癌剤に被爆しないように、調製者はガウン・手袋など個人防護具を装着し、安全キャビネットを使用して抗がん剤の調製を行っております。
③    抗がん剤適正使用のチェックと患者さんへの説明
薬剤師は、患者さんの病態にあった適切なレジメンか、投与量は適切か、相互作用に問題はないか等を事前に確認しています。また治療ごとに説明文書を作成し、投与スケジュールや主な副作用について患者さんに説明し、患者さんの不安を少しでも和らげるように努めております。
④    近隣の調剤薬局との連携
近年では新規抗がん剤やレジメンが登場し、外来でも抗がん剤治療ができるようになってきました。そのため、病院と保険調剤薬局の連携が重要となってきており、当院では患者さんの投与量に疑義がある場合や有害事象が発現した場合には近隣の調剤薬局と連携して情報交換をしております。

 

当院のレジメン集は、「保険調剤薬局の方へー当院のレジメン集」をご覧ください。
レジメン内容が不明な場合、抗癌薬の投与量などの疑義、有害事象の発現にお気づきの点がございましたら当院薬剤部までご連絡ください。

  • チーム医療
◇ICT・AST
抗菌薬が効かない(薬剤耐性:Antimicrobial Resistance 、AMR)微生物を作らない、広げないことは、病院内外問わず重要視されています。2020年1月から抗菌薬適正使用支援チーム(Antimicrobial Stewardship Team:AST)を発足させ、抗菌薬適性使用加算の算定を開始し、1名の専任薬剤師が従事しています。抗菌薬の不適切な使用や長期間の投与が、AMR微生物を発生あるいは蔓延させる原因となりうるため、そのAMR対策として患者さんへの抗菌薬の使用を適切に管理・支援を行なっています。
◇NST
栄養サポートチーム(NST)は患者さんの病態や栄養状態を考慮しながら、栄養サポートを行っています。医師・看護師・管理栄養士と共に、食事の内容や経管栄養や静脈栄養のメニューを検討し提案しています。抗がん剤の副作用による食欲低下ならば吐き気止め、眠剤による覚醒不良で食事が摂れない場合は眠剤の減量、経管栄養による消化器症状を起こした場合は整腸剤や消化を助ける薬の提案など、現在服用している薬の影響を踏まえ、薬学的観点からも栄養状態の改善を計っています。
がん化学療法緩和委員会​
薬剤師・医師・外来看護師・病棟看護師・管理栄養士・事務員により構成されており、月に1回開催されます。新規レジメンの審査以外に現在治療を受けている患者さんが適切なレジメンを選択されているか、有害事象の発現状況などの議論を行います。また、化学療法だけでなく緩和ケア委員会も同時に開催され、薬剤師はオピオイドなどの鎮痛薬や鎮痛補助薬が適切に使用されているか、またその副作用対策が行われているかなどを確認します。
◇糖尿病カンファレンス
週1回の糖尿病チームのカンファレンスでは、医師、看護師、薬剤師、栄養士、理学療法士が血糖コントロールの必要な入院中の患者さんに対し、状態の把握、治療指針について介入を行います。また、2 週間 1 クールの糖尿病教室などを開催し、患者指導や啓発活動にも力を入れています。
◇心不全カンファレンス
当院では、週に1回心不全カンファレンスを行っています。医師、看護師、薬剤師、管理栄養士、臨床検査技師、理学療法士、訪問看護師が参加し、入院中や退院後の療養生活について多角的なアプローチを行っています。薬剤師は薬剤のスクリーニング、患者さんの生活スタイルに合わせた用法や管理方法の提案、薬物治療の選択・投与量の設計などを医師、看護師と協議しています。
  • 医薬品管理

医薬品の発注・納品・検収・在庫管理をおこなっています。

医療用麻薬をはじめ、毒薬や習慣性のある医薬品の管理状況の確認や有効期限や温度管理のチェックを定期的におこなっています。
  • 製剤業務

混合などの一般製剤や市販していない製剤(特殊製剤)の業務をおこなっています。清潔な環境で調製するため、無菌操作できる環境と濾過器具・滅菌装置を完備しています。

使用するにあたって医師、倫理委員会で十分に討議し有効かつ安全に投与できるよう努めています。

  • 医薬品情報提供(DI)業務

医薬品が適正かつ安全に使用されるためには、医薬品情報を正しく活用する必要があります。これらの医薬品情報を管理しているのが医薬品情報管理室(DI室)です。

DI室では、国内外の文献、学会発表資料、書籍などから情報を収集し、ニュースとして院内に発信しています。特に緊急安全性情報や医療安全情報を受信した際は、適切に院内に情報発信を行っています。また、薬事審議委員会で採択された新規採用医薬品の情報発信を院内・外へ行っています。これらの医薬品情報をまとめた薬剤部データベースの作成・管理を行い、院内ネットワークを通じて適切な医薬品情報を提供しています。

  • 地域連携

地域連携の強化を目的とした「薬剤管理サマリー」の作成をしています。入院中に処方された薬剤や中止・変更となった薬剤の内容をかかりつけの保険調剤薬局や転院先の医療機関へ情報提供しています。

情報を繋ぐ意識を持って、地域との連携を通じて患者さんの薬剤管理サポートを行えるよう取り組んでいます。

また当院は院外処方せんを発行しており、患者さんの服薬状況や薬剤の理解度を把握するうえで、保険調剤薬局との連携は重要となっています。院外処方箋を応需して頂いている保険調剤薬局におかれましては、今後とも密な連携、情報共有をよろしくお願い致します。

薬薬連携の一環として近隣薬局と定期的な勉強会を行っています。

 

※薬薬連携とは、病院と保険薬局の薬剤師が情報を共有し、切れ目のない安心・安全な薬物療法を提供するための取り組みです。

  • 各種認定薬剤師について

薬剤部では各種認定薬剤師や専門薬剤師の取得に向けて積極的に取り組んでいます。各分野において専門知識を有する薬剤師を育成することで、相談しやすい環境を整えられると共に、教育による薬剤部全体の質の向上を目指しています。それぞれの専門領域から患者さまのサポートをさせて頂きます。

≪認定・専門薬剤師≫

日本化学療法学会 抗菌化学療法認定薬剤師: 2名

日本病院薬剤師会 感染制御認定薬剤師: 1名

日本病院薬剤師会 がん薬物療法認定薬剤師: 1名

日本臨床腫瘍薬学会 外来がん治療認定薬剤師: 2名

日本臨床栄養代謝学会 NST専門療法士: 2名

日本臨床救急医学会 救急認定薬剤師: 1名

糖尿病療養指導士(CDEJ): 1名

日本くすりと糖尿病学会 糖尿病薬物療法准認定薬剤師:1名

高血圧・循環器病予防療養指導士:1名

日本薬剤師研修センター認定実務実習指導薬剤師: 3名

日本病院薬剤師会 病院薬学認定薬剤師:7名

日本病院薬剤師会 生涯研修認定薬剤師: 4名

日本緩和医療薬学会 緩和薬物療法認定薬剤師:1名

日本骨粗鬆症学会 骨粗鬆症マネージャー:1名

日本DMAT隊員:1名

2020年6月現在

  • 各種教室
糖尿病、肝臓病、心臓病教室、脳卒中教室、生活習慣病教室で薬について講義を行っています。
  • 薬学生実習の受け入れ

薬学生の実習受け入れを積極的におこなっています。当院では地域支援病院の特性を活かしたスケジュールを立てており、病棟での実習に力を入れています。

カンファレンスや回診に参加して多職種連携の大切さを学ぶことができるよう取り組んでいます。

 

・これまでに受け入れた大学(旧カリキュラム時も含む)

福岡大学、第一薬科大学、九州大学、長崎大学、長崎国際大学、福山大学、徳島文理大学、

日本大学、立命館大学、広島国際大学、同志社女子大学、安田女子大学

  • 研究・業績​
  • 保険調剤薬局の方へ

以下の項目が閲覧できますのでご利用下さい。

・レジメン集

・薬剤管理サマリー

・疑義紹介申し合わせ

・問い合わせ先

問い合わせ

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お問合せ
福岡県済生会二日市病院 薬剤部
TEL:092-923-1551 (内線:2128)